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10周年を記念して

 神奈川遺伝カウンセリング研究会は、2017年に神奈川県下で活動をしていた遺伝診療、遺伝カウンセリングに関する複数の研究会が合流し、発展的に発足しました。

 当会は、遺伝カウンセリングに関する最新知識の維持、スキル向上のため、継続的に学ぶ機会の提供を行う場であるとともに、神奈川県内を中心とした遺伝専門家や遺伝医療に関わる医療者が施設を超えて連携し、情報交換、切磋琢磨することを通じ、遺伝カウンセリングの更なる普及、充実に貢献することを目的としています。

 活動の軸は、年一回開催される「特別講演」「グループワーク」を基本構成とした「YOKOHAMA遺伝カンファレンス」です。地域を核とした活動ですが、この活動が日本全国、そして世界に広がるネットワークとなることを祈念して、国際都市であるYOKOHAMAの名前を冠し、広い地域からより幅広く参加を頂けることを目指しています。専門医や認定遺伝カウンセラーの更新単位も認定されており、特別講演では、がんゲノム、小児疾患、着床前遺伝学的検査など、その時々の臨床遺伝のホットトピックを幅広く取りあげてきました。グループワークでは、遺伝カウンセリングで遭遇する解決困難な課題を実践的に議論し、参加者同士が交流し主体的な考察を得られるよう工夫しています。参加者の連携が深まり、課題解決の具体的な方策が生み出されることもあります。

 参加者数は発足当初の50名前後から、年々増加し、ここ数年は約100名と増加しており、その内訳は医師4−5割、認定遺伝カウンセラー3割、その他の職種2割でした。10周年を迎え、さらなる発展をめざして新たな10年を刻みたいと考えております。

YOKOHAMA遺伝カンファランス:歴代テーマ・担当施設

回(年) 特別講演のテーマ、演者/演題 ロールプレイ/症例検討など 参加人数
第1回
2017
<家族性腫瘍 網羅的解析>
東京大学医学研究所 古川洋一 先生
次世代シーケンサーを用いた家族性腫瘍の解析
神奈川県立こども医療センター
1. 遺伝学的診断概説(講義)
2. 骨系統疾患、微細欠失症候群(症例検討)
38
第2回
2018
<骨系統疾患>
埼玉医科大学病院 西村玄 先生
骨系統疾患:歴史、診断、内科治療
横浜市立大学
1. 未成年 at-risk者での家族性腫瘍の遺伝学的検査
2. 神経内科疾患に対するゲノム解析における偶発所見
3. 他施設でのNIPTで陽性だった症例
46
第3回
2019
<がんゲノム医療>
国立がん研究センター 土原一哉 先生
ベストプラクティスとしてのがんゲノム医療
聖マリアンナ医科大学
1. ポンペ病
2. がんゲノム
53
第4回
2020
<着床前検査>
藤田医科大学 倉橋浩樹 先生
網羅的手法による着床前診断の技術的進歩と問題点
北里大学
1. NIPT
2. 家族性腫瘍
77
第5回
2021
<プレシジョン オンコロジー>
国立がん研究センター 小山隆文 先生
Precision Oncologyの現状と今後の展望
国立がん研究センター 田辺記子 先生
Precision Oncology時代の遺伝カウンセリング
東海大学
・がんゲノムプロファイリング検査を受検した遺伝性乳がん卵巣がん症候群の女性
97
第6回
2022
<リキッドバイオプシー>
国立がん研究センター東病院 中村精一 先生
リキッドバイオプシーで変わるがんゲノム医療
事務局(担当施設なし) 意見交換会
・神奈川県下がんゲノム関連病院 現状と課題
94
第7回
2023
<遺伝性不整脈、遺伝性腎疾患>
国立循環器病センター 相庭武司 先生
遺伝性不整脈の遺伝学的検査・カウンセリング
神戸大学 野澤亮太 先生
遺伝性腎疾患における臨床的特徴及びカウンセリングにおいて必要な知識
昭和大学
・Alport症候群系の遺伝カウンセリング
116
第8回
2024
<神経筋疾患、神経難病>
岡山大学 脳神経内科学 石浦浩之 先生
神経筋疾患の遺伝医療の進歩
東京大学医学部付属病院 張香里 先生
神経難病領域の遺伝カウンセリング
神奈川県立こども医療センター
遺伝性神経変性疾患の遺伝カウンセリング
69
第9回
2025
<造血器腫瘍>
東京大学医学部 小児科学 加藤元博 先生
造血器腫瘍のgermline findings
九州大学病院 臨床遺伝医療部 松﨑 佐和子 先生
遺伝性素因がある造血器疾患の遺伝カウンセリング
横浜市立大学
・がんゲノム germline findings
116

世話人の所属施設

世話人の所属施設

参加者の分布

職種
地域